|
松ヶ崎駅(まつがさきえき)は、三重県松阪市久米町にある、近畿日本鉄道(近鉄)山田線の駅である。 かつては伊勢線との接続駅であった。 == 歴史 == 1961年(昭和36年)まで、当駅は近鉄の山田線と伊勢線が乗り入れる駅であった。この両線の出自は異なり、山田線は参宮急行電鉄(参急)の路線として、伊勢線は伊勢電気鉄道(伊勢電)の路線として開業したものである。両社が当地に路線を伸ばしたのは1930年(昭和5年)のことで、参急が同年5月18日、伊勢電がそれに先立つ同年4月1日の開通であった〔『近畿日本鉄道 100年のあゆみ』 133頁〕。両線は当駅の位置で立体交差をしていたが、どちらも当地には駅を設けておらず、参急が当駅の位置より松阪方0.4キロメートルの位置に参急松江駅を設けるのみであった〔『近畿日本鉄道 100年のあゆみ』 386頁〕。 両社はそれぞれ独自に伊勢神宮への参宮路線を開拓していったが、伊勢電はのちに業績が悪化、1936年(昭和11年)には参急に合併され同社の伊勢線となった。そしてその翌年の1937年、参急の両線が立体交差する地点に開業したのが当駅である〔。なお、当駅の開業と同時に参急松江駅は廃止されている〔。参急はその後幾度かの会社合併を経て近鉄となり、当駅は同社の山田線と伊勢線とが接続する駅であったが、1961年に伊勢線は廃止されその後は山田線のみに所属する駅となっている。 * 1930年(昭和5年) * 4月1日 - 伊勢電の津新地 - 新松阪間が開通〔。当駅の位置に駅は設けられず。 * 5月18日 - 参急の松阪 - 参急中川 - 久居間が開通〔。このとき参急松江駅開業。 * 1936年(昭和11年)9月15日 - 参急が伊勢電を合併し、伊勢電は同社の伊勢線となる〔。 * 1937年(昭和12年)11月3日 - 参急本線と伊勢線の駅として松ヶ崎駅が開業し、参急松江駅は廃止〔〔。 * 1941年(昭和16年)3月15日 - 大阪電気軌道が参急を合併、新発足した関西急行鉄道の駅となる〔。この時の旧・参急本線の線路名称改定により、当駅は山田線および伊勢線所属駅となる〔『近畿日本鉄道 100年のあゆみ』 156頁〕。 * 1944年(昭和19年)6月1日 - 関西急行鉄道が南海鉄道(現在の南海電気鉄道の前身、1947年にこれは再分離)と合併、近畿日本鉄道の駅となる〔。 * 1961年(昭和36年)1月22日 - 伊勢線廃止〔。山田線単独駅となる。 * 2007年(平成19年)4月1日 - PiTaPa使用開始。 * 2013年(平成25年)12月21日 - 終日無人駅化。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「松ヶ崎駅 (三重県)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|